静寂の美
ある本を読んでいると、
音楽の基礎=静寂の美との対決から始まる
とあった。
とても昔の本だ。
その頃の日本は、そんなに静寂だったのか。
そして、その静寂を美しいとする感覚が、その頃の人々の中で存在していたのか。
と想像すると、 憧れさえ生まれる。
同時に、今の自分の音楽への姿勢が少し恥ずかしくなった。
限られた時間の中を生きる人の、一瞬の時にお邪魔させて頂く音楽は、
やはり、完全に美しいものでなくてはいけないと思い直した。
一人一人の美に寄り添う術はないので、
少なくても、自分の中の美を極めることだと思った。
静寂とはそのままで美しいものだから。
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